先月になりますが、旧七夕会池坊全国華道展に出瓶させていただく機会を頂きました。
11月13日、14日の3次展に出瓶させていただくため、パディーズは12日、13日と臨時休業をいただきました。
すぐにご報告したかったのですが、心落ち着かず、遅くなりましたが良い経験をさせていただいたこともあり、こちらに記させていただきます。
11日金曜日は、少しだけパディーズを早じまいさせて頂き、閉店後新幹線で京都へ。
よくあるホテルでしたが、入口は京都らしく素敵な感じ。
東京のホテルとは違います。
遅い時間に着いたので先にいらしていた先生と合流し、京都らしいお店でおつかれ様のビール。
美味しいお料理をいただいて、この日はホテルに帰りました。
次の日は良い天気！
朝から六角堂も賑わっています。
頂法寺、六角堂は池坊発祥の地とされています。
何度かこちらへ来たことがありますが、コロナ禍で何のイベントもやっていない時でしたので、いつもひっそりとしていました。
今日はたくさんの人がいらっしゃいます。
池坊会館の中には池があり、立派な鯉が泳いでいます。
会場に入り、今日展示されている作品を見せていただきました。
先に出展されておられる先生や先輩方の作品を見せていただき、急に心配に、、、
まだまだ経験の浅い私が出瓶して大丈夫なのかと。
池坊会館には、花屋さんがあり、普通の花屋さんにはないような花材がたくさん売られています。
こちらで、先生と花材を選びます。
ここからは、ホテルに戻って練習です。
ドキドキしながら落ち着いて、と思っても気持ちは焦るばかり。
どんどん時間が過ぎていきます。
時間が過ぎていき、さらにどうしよう～と焦ります。
途中、特別講義があったりと何度かホテルと会場を往復。
六角堂はさらにたくさんの人、ますます焦ります。
講義を聴きながらも自分の作品のことが気になりすぎて、なかなか集中できませんでした。
ですが、生花（今回私が生けるスタイル）というのは、お客様をお迎えする床の間に生ける花、終わりかけた花ではなくこれから開く花をつかうことが大切と、この言葉が心に残りました。
講義が終わりホテルに戻ってまた練習。
生けこみの時間が迫ります。
花材や花器、道具を持って会場へ。
限られた時間の中、独特の雰囲気で生けこみがはじまります。
皆自分の作品に向き合いながら、集中しています。
初めての場所、初めての雰囲気の中、もう緊張マックスで、動揺し焦り、どうしようと泣きそうになりながらもなんとか出来上がりました。
ススキ、ゆきやなぎの紅葉、キキョウの三種生け。
先生方にご指導いただきなんとか今日は終了です。
明日の朝の手直し時間まではもう何もできないのでこのまま帰ります。
13日の朝、朝早起きして6時から開いている清水寺へ。
雨の予報でしたが朝は晴れていました。
無事に花展が終わりますように、、と祈りながら清水寺へ。
30年ぶりくらいに来た清水寺は、紅葉がとても綺麗。
朝早い時間は人もまばら。
素敵な景色を見た後は会場へ向かいます。
手直しの時間に作品を見にいくと、、、
えっ！！！
昨日のススキがひらいてくるんとなっています。
誰かが差し替えた？？と驚きました。
これはこれで、かわいらしい感じがするかなと思いましたが、、、
生花はやはりこれでは、良くないと、すぐにイネ科のほかの植物に差し替えてとのご指導。
急いで花屋へ向かいます。
ススキは時間が経つと開いてしまうので、セイバンモロコシに差し替えました。
時間ギリギリ、何とか間に合いました。
正風体生花 三種生け
セイバンモロコシ
ユキヤナギ
キキョウ
まもなく開場時間です。
この時点でもうすでにぐったり、、
開場の時間になると雨が。
雨の中ではありますが、日曜日ということもありたくさんのお客様が。
そして、お昼過ぎ、大阪にお住いのパディーズのお客様が作品を見にわざわざ来場してくださいました。
ご来場いただいたのに、いっぱいいっぱいで、ゆっくりとご案内できず申し訳ございません。
お忙しい中本当にありがとうございました。
初めての京都での花展は本当に緊張の連続でした。
花展がおわり、東京に帰ってきてからも心落ち着かず、皆様に京都どうだった？と聞かれてもなかなかこちらでご報告できませんでしたが、ようやく文章にすることができました。
力不足で反省点ばかりでしたが、良い経験をさせていただきありがたいことだなと思います。
ご指導いただいた先生方、一緒にずっと付いていてくださった同じ社中の先輩、ありがとうございました。
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