バスを乗り継いでウィリアムモリスギャラリーへやってきました。
パディーズでもモリスデザインのノートやペンケース、レターセット、ポストカードやグリーティングカード、マグカップなど、好評いただいている商品が沢山あります。
私自身も、テキスタイルの学校へ通っていた学生時代から、リバティプリントと共に馴染みのあるデザインです。
この博物館は、ウィリアムモリス自身が20代を家族と共に過ごした家です。
その後、こちらに暮らしていた出版社のエドワード・ロイド氏の息子が建物とその周りの土地を自治体に寄付したそうです。
エドワード様式の建物には、モリス氏とロイド氏の名前のブルー・プラーク(イギリスで著名人にまつわる建物に付けられている青いプレート)が付けられています。
建物の入り口には、西洋ニワトコの花が咲き乱れていました。
モリスの肖像画。
馴染みのある柄が展示されています。
時代が変わっても愛され続けているデザイン、今見ても古いと感じない、すばらしいですね。
着色途中の原画。
配色が変わるだけでまた新しく。
ヴィクトリア朝のデザインとモリスのデザイン。
どちらがお好きですか?
床に真鍮でモリス商会のロゴが埋め込まれています。
進むごとに素晴らしいデザイン画が。
一番有名できっと皆様見覚えのある、ストロベリーシーフ(いちご泥棒)
イギリスの産業革命によって粗悪な品が氾濫していた時代、モリスは美しい手工芸品を取り戻そうと、モリス商会を立ち上げ、自分たちのデザインの製品の製造をはじめました。
モリス商会の生地サンプル帳。
大量生産の粗悪品ではなく手仕事の本物、良い品物を作り庶民の日常に、とモリスが考えて作った会社でしたが製品はやはり高価になります。
購入できる客は、企業家たちばかり、庶民の日常には程遠くなってしまいました。
モリスの悩みは解決せず、1896年に死去してしまいます。
ですが、現在はMorris&Co.をサンダーソン社とリバティ社が版権を買い取り、庶民の私たちにも手が届く商品となっています。
時代が変わっても良いデザインは変わらない。
モリスのまじめすぎるくらい手を抜かず、妥協しなかったデザインの数々は現在も多くの人々に引き継がれています。
パディーズでもそんな商品を紹介し続けていくことができたらなと思いました。
博物館にはティールームが併設されています。
ティールームから外に出ると公園が広がります。
公園の一角にはウィリアムモリスガーデンがあり、モリスのデザインのモチーフとなった植物が植えられています。
輸入雑貨パディーズ
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